【ペアン・持針器】劇的に上手くなる「パームグリップ」のコツ

器械の持ち方

【BUYSS labo 01 / Episode 026】

所長
所長

術中、この器械が「もう少し回せたら・・・」って思ったことないですか?

たぴぞう
たぴぞう

真皮縫合で向こう側縫うときに メッチャ感じます!

まぁ、僕の手首が硬いからなんですけど。

所長
所長

それは手首の硬さの問題ではないかもよ。

器械は『持ち方と扱い方』で大きく可動域を変えられます。

所長
所長

今回は、心外や腹腔鏡を扱う科の先生などにも応用が利く

器械の可動域を上げる『パームグリップ』について解説します。

まずは持ち方から・・・

パームグリップの利点

真皮縫合の「向こう側」を縫うときや
もう少し針に角度を与えたい時に

あとちょっとだけ持針器を回したい❗❗

と思ったことありませんか?

特にへガールのようにリングに指を入れて使う器械を使っているときに多いかもしれません。

そんな時
リングに指を入れないように持針器を持つと
母指の自由度が増して
手首の可動性も大きくなるため
持針器を「更に回す」ことができます。

その持ち方が

パームグリップ です

この持ち方・・・どっかで見覚えがありませんか?

そう

みんな大好き マチュウ です
大好きじゃね〜よ!って方は一度是非コチラをご覧下さい
劇的に手術が上手くなる【マチュウの持ち方】|マチュウ シリーズ①
【真皮縫合】まずはマチュウで学べ!|マチュウ シリーズ②
縫合に必要な【弾器針】の扱い方|OSCE 外科縫合対策 マチュウ シリーズ③

リングに母指を入れないことで
「母指が邪魔で回せない」という事がなくなるため
マチュウのように手の中で回すことで
持針器の可動域を大きくすることができます。

パームグリップの欠点

パームグリップは母指と持針器の軸に対する自由度が増すことで
可動域がとても大きくなる持ち方ですが
一方で
母指をリングから出すことによる操作上の「やりにくい点」も生じます。

それが

ラチェットをスムーズにリリースすること です

指をリングに入れて行うリリースは何となく力ずくでもできますが
パームグリップでのラチェットリリースは
コツをつかんでおかないと かなり苦労すると思います。

そして・・・

ラチェットを外した後に、さらに困るのが

パームグリップでラチェットをロックするのが もっと難しい のです。

詳しくは動画で解説しますが
つまるところ
パームグリップの最大の欠点は

ラチェット操作にコツがある という事です

ラチェットの操作が難関

それではそのコツとは・・・?

パームグリップというと
その名前の通り

こんな感じで
手のひら全体で器械をホールドするように思うかもしれませんが

このように母指球寄りに器械を持つと・・・
母指球を押す感じでなんとかラチェットをリリースする事は出来ます。

が、その後、バネの力で開いたリングのコントロールに難渋します。
ましてや、次にラチェットをロックしようとすると
母指球のみでは不可能です。

そこで

パームグリップでは
あくまでリングに指は入れませんが

リング全体を母指でコントロールする

という意識を持たなくてはいけません。

母指全体でリングの外縁を包むように持つ ようにすると
一気に操作性が向上します。

↑↑↑↑こんな感じです。

パームグリップを使いこなすには
ラチェットのリリースも重要ですが
むしろ
リリースしたあとの
ラチェットのロックなど

リングを操作して「閉じる」ことがしやすい
ポジションを意識して持つことが肝要です。

是非、動画を見て
そのコツをつかんでみて下さい。

たぴぞう
たぴぞう

僕も 所長にこのコツを教わってから

パームグリップがとってもスムーズに扱えるようになりました!

ラチェットが気にならなくなった先にあるもの

ラチェットのコントロールが出来るようになると

パームグリップを使うことで
器械の可動域を大きく拡げることができると実感出来るはずです。

さらに、いままで限界であった部分も
母指を上手く操作すると器械を回していくことができるようになります。
・・・母指の動きや、パームグリップへの持ち替えは次回解説します。

結果として
「真皮縫合の向こう側」
がメチャクチャかけやすくなります。

 【真皮縫合】上手くなるテンションコントロールのポイント
の動画で出てくる運針では
見切れている部分ではパームグリップを密かに使っていたりします。。。

明らかに真皮縫合がしやすくなりますし
それ以上に
「器械を操作している」という感覚が鋭くなります。

ただし、あくまでも

スムーズに操作できるようになったら

の話です。

モスキートでもペアンでもへガールでも
何でも良いので
絶えず手に持って
遊び感覚で練習する ってのをオススメします。

所長
所長

まずは器械にできるだけ触れて、感覚になれていきましょう❗❗

解説動画

所長
所長

絶えず

ポケットの中にモスキートなんかを入れておいて
パームグリップでのラチェット操作を練習しておくと

びっくりするくらい上達しますよ〜😊

次回は パームグリップでの操作性をさらに向上させる方法
について解説します。
次回の動画をみると、真皮縫合のハンドリングが
格段に向上すると思います。

たぴぞう
たぴぞう

それまでは

ラチェットの操作をひたすら練習&練習〜!

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