【BUYSS labo 01 / Episode 019】
![所長](https://www.buysslabo01.com/wp-content/uploads/2021/02/2d007be02e30a3fc2c5049ce506088cd.png)
次回から、公式LINEで配信していた
『配信動画』シリーズをアップしていく予定です。
今回はその予告をかねて真皮縫合の基本を『学ぶコツ』をお話します。
真皮縫合で重要な事
真皮縫合で重要な事は
- 左手のテンションコントロールと角度調整
- 針の背中で脂肪を除ける
- 独特な糸結び(糸送り)
でしたよね?
『ん?』と思った方はコチラでちゃんと復習しておいて下さいね。
左右の手の連動を意識するために
そして
真皮縫合に限らず、手術が上達するために重要なこととして
左右の手の連動とカウンターがあります。
これらのことを学び、習得していくために
真皮縫合を実践する場合
初学者がまずやるべきシチュエーションは
- 大きめな術野で
- 大きめな針(できれば20mm以上)を使って
- 厚めな皮膚を縫う
という事です。
具体的な創部としては
開腹手術の創部や
腹部皮弁のドナーサイト
大腿〜臀部にかけての手術(人工関節置換など)
背部皮膚の縫合
開胸手術の閉創
などが思い浮かびますが、
実際に縫ってみるときに一つ注意点があります。
できる限り大きめな針を使って
針の中心を意識して大きく動かす
ことを心がけて下さい。
創部の皮膚の厚さに合わせて
8〜18mm程度の小さな針で縫っている専修医をよく見かけますが
小さな針は『ごまかし』が効いてしまいます
一方、大きな針を使うと
左手の鑷子で創をコントロールしないと大きな針の取り回しができませんし
しっかり鑷子で把持したり皮膚にカウンターをあてないと
思ったところに刺通できません
できる限り
キレの良い大きめの針のついた針糸で縫うようにして下さい。
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所長の個人的なオススメは
針のキレ、適度なしなりと柔軟性 などの点から
エチコンのPDSⅡ SH(針)のシリーズです
![](https://www.buysslabo01.com/wp-content/uploads/2021/08/272844a120e995bc695bf7c9ac8ad862.png)
『ごまかさない』動きを身につけるために
大きめの術野において、大きめの針で縫合するにあたって
まずは
針先の感触を実感しつつ
針の円の中心を軸として手首から回していく感覚を養うために
まずは マチュウ で真皮縫合してみる ことをオススメします❗
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ちなみに・・・
マチュウは構造上、大きめの針しか持てないのと
糸結びを『器械結び』でやる際には
ジョイントに糸が引っかかり易いので 少し注意が必要です。
![所長](https://www.buysslabo01.com/wp-content/uploads/2021/02/2d007be02e30a3fc2c5049ce506088cd.png)
次回からは
マチュウの3回シリーズをお送りします!
![たぴぞう](https://www.buysslabo01.com/wp-content/uploads/2021/02/drink_tapioka_tea_schoolboy.png)
入門編的な内容ですし、
医学生のための OSCE対策講座 もありますよ〜
今後のマチュウシリーズ3回の予告
![](https://www.buysslabo01.com/wp-content/uploads/2021/05/e346560eeed4d5175aaf900f729d5a07-1024x373.png)
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